インドネシア生活も10ヶ月が過ぎ、すっかりローカル生活、ローカルプライスでの生活になってきています。
ごはんは、道ばたの屋台で全然食べるし、一人でだってもはや屋台のごはん買って帰ったりするし、ときにはバイクの後ろにかごを乗っけたおじちゃんの、紙に包んだナシ・アヤム(50円くらい)を買って帰ったりするし。
どこに行けば携帯のチャージが安く済むとか、どこのランドリーの柔軟材のにおいが好きとか、行きつけのお店ができてきて。コーヒーだって1杯20円くらいで飲んでしまう。
別に生活を切り詰めているわけではないんだけど、そんな生活で全然やっていけるというか。おなかも全然壊さないし。でも時々ハッっと、わたし、日本人だった!って気づいたりする。笑
一番近くにいるムスリムの方を見ていると、このラマダン(断食)の時期、本当にいろんなことを考えさせられる。
ラマダンが食べること、飲むこととか、たばこを吸っちゃいけないとか、いろんな欲望を抑える時期ならば、イスラム教は欲を抑えることが美しいとされる宗教なのかな、と思ったりする。
そうなのであれば、確かに欲望ばかり追いかけている欧米人たちは彼らの目には野蛮に映り、対極にある価値観の違いからそりゃあ争いが起こるのもうなずけるなと思ったりした。
私は以前、先進国・日本からきた私は、この国が発展するためにここで仕事をしてるんだと思っていた。
けれど、そんなのは自惚れだったのかもしれない。
今となれば、イスラムの人の中には、国が発展することを望んでいない人もいるんだなって知って、そういう争いがインドネシアの中にはあって、なんだか、どっちが正しいのかわからなくなってきている。一概に経済が発展することがいいわけではないのかもしれないと。
まぁ、自分が正しいと思ったものを信じればいいわけだし。
私は先進国・日本で生まれた日本人なのだし。
ただ、世界にはいろいろな価値観のもとに生きている人がいるんだなってことが分かって。
とりあえず、信じる神のいない私は、ただ毎日を慎ましく、品行方正に生きていこうと思った今日この頃でした。
でもやっぱ、日本人だからたまにはぱぁーっと遊びにいかないともたないけどネー
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