微笑みの国・タイからシンガポールに帰ってくると、気づくこと。
シンガポールって、ほんとホスピタリティがない。
バンコクや、リゾート地ではたまにフェイク・スマイルだなって感じることもあるけれど、今回チェンマイで出会ったタイの人たちは、本当にピュアで、控えめで。笑顔に溢れていて、
降りたったシンガポール、地元の駅のジューススタンドで、早速キウイジュースを頼もうとしたら、ものすごく愛想の悪いアンティ(おばさん)に、頼んでもないのに、キウイとリンゴを混ぜると言われ、いやいや、私は、キウイだけのジュースが飲みたいんですと言ったら、笑顔もなく「同じ料金だから」とか言って、無理やりリンゴを混ぜようとしたので、買うのやめました。
これがタイだったら、チャーイとか穏やかに言われて、素直にキウイジュースを作ってくれるんだろうなと思う。
たぶん中華系の思想に拝金主義があって、お金=幸せ、であり、人よりもお金を信じる彼ら。ホスピタリティなんて、知ったこっちゃない、そんなことして儲かるの?くらいの気持ちなんだろうな、悲しい。
最近出会った人たちや、友人との会話の中で気づいたことがあって、
人の心を打つものには、必ず愛情がたっぷり入っているということ。
先月、友人とイタリアの話をしていて、
「若草も、一度イタリアに行ってみたらいいよ。彼らは全ての料理に愛を込めてサーブするんだよ。」
と言われて、ハッとした。
日本語だとニュアンスが伝わらないかもしれないけど、英語だと
“They put love on every plates and serve.”
だからイタリアでは、どこに行っても料理がおいしいんだと。
情熱的で明るいイタリア人を見ていると、イタリアって、そんなイメージ。笑
タイもとてもクリエイティブな国だと思うけど、チェンマイには沢山のかわいいカフェやブティックホテルがあって、働いているスタッフがそこで働いていることに愛情を持っていたし、それは態度や笑顔に出るんだなと見ていて思えて、サービスを受ける側として、とても心地がよかった。
シンガポールやマレーシアにもオシャレなカフェとかレストランはあるけど、イマイチなのは、店員が自分の仕事に愛情を持っていないから、お店のコンセプトやクオリティを保つメンテナンスができなくて、なかなかお店も続かないんじゃないかなと思ったりする。
この3年で、シンガポールでいろんなお店に行ったけど、いいサービスを受けたなと記憶に残っているお店は、2〜3軒くらいかな。
オーストラリアのワーホリ時代に学んだホスピタリティの重要さ、
“Today’s satisfied customer will make tomorrow’s business.”
これは、シンプルだけど、ビジネスの継続には一番大事なことなんではないかと、シンガポールで日々働く中で感じている。
今自分が持っているものに感謝をして、愛情と情熱をもって続けている中から、クリエイティブな何かが生まれるような。
まーシンガポールでは、お金を稼ぐことや増やすことの勉強はとてもよくできると思うので、ホスピタリティは求めず、割り切って暮らすのがいいのかと思います。
チェンマイの記録はまた時間のあるときに。
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