香港の何に惹かれたかって、自分の意見が言える人々のエネルギーなのかもしれない。
シンガポールにずっと物足りなさを感じているのは、誰に何を聞いても、ほとんどの人が、当たり障りのないことしか言えなくて、自分の言葉を持っていないこと。
香港の人たちは、自分の言葉で話している。素敵だと思った。
上の写真は、ショッピングモールの壁に貼られていた付箋たち。香港政府へのデモに賛同する人たちが貼っていったものなんだって。
7月21日(日)、デモが予定されていると聞いた私は、マカオへ1日逃げたんだけど、終わったかな?と香港へ帰ってきた時間に、ちょうどデモに遭遇してしまった。
昼間ではなくて、夕方からだったのねw てか、この道を横断しなければホテルに帰れなくて、しばし悩んだけど、結果、陸橋を通って帰ることに。
この時は、みんな平和に歩いているなぁと見ていて、私は無事にホテルにたどり着き。夜ごはんに出かける頃には、デモを終えた黒いTシャツの方たちが、平和に帰路についていたり、隣で夜ごはんを食べていたりした。
見ていて思ったけど、彼らとても若くて、大学生くらいの子たちばっかりだった。グループでね。
香港人が、今日は危ないから早く帰ったほうがいいと言うので、早めにホテルに戻り、上環にあるホテルでゆっくりしていたら、夜11時頃かな?外からわーわーと、叫び声みたいなのが聞こえているなぁと思いつつ、特に気に留めてなかったんだけど、翌日のニュースを知って、とてもショックだった。
泊まっていたホテルは、デモの通りから二本、通りを入ったところにあったんだけど、その二本先の大通りでは、またもや警察との衝突や催涙弾の発泡が。夜中の騒ぎはこれだったのかと。
更に、別の場所での白いTシャツの人たちが黒いTシャツの人たちを襲ったニュース。
心がとても痛かった。
動画を見たけど、警察と衝突していた上環では、なぜ黒い服の人が黒い服の人に殴りかかり、通りを歩いていた黒でも白でもない服の人に襲いかかって頭から血を流させていたんだろう。
白い服の人たちは、警察と中国政府が背景にありそうだけど、香港はどうなってしまったんだろう。
私が香港に生まれていたらとか、香港人の友人の気持ちを考えると、とても複雑な気持ちになる。私が香港に生まれていたら、私だったら、中国に支配されるのは絶対に嫌だ。
この問題、デモがだんだん過激になってきていて、本題が見えなくなってきている気がする。
香港も台湾みたいに、半独立?できたらいいのに。でも中国からしたら、経済の条件的にも、立地的にも、絶対に香港を手放さないんだろうな。そんな中、台湾政府が、避難してきた香港人を受け入れるとコメントしたのは素晴らしいと思った。台湾も香港も頑張ってほしい。シンガポールも受け入れてあげたらいいのにね。
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