お金では買えないもの

若草物語

以前営業の仕事をしていたときの、とてもよくしてくださっていたお客様の言葉。

「信頼はお金では買えませんからね。」

信頼ってなんだろう?って思ったとき、私が当時使っていたいくつかの下請け業者を例にできる。

 

ある会社は、見積り依頼を出しても一向に返事がなく、

ある会社は、見積もりはくれるけど、対応が遅かったり適当で、お願いしても間違いばかり。だから結局やりなおしとかのコストが追加でかかる。

ある会社は、少し高いけど、わかりやすい見積もりを出してくれて、間違いもなく、間違いがあったとしてもきちんと説明してくれる。

 

同じ仕事をお願いするとき、どの会社にお願いするだろう?

最後の会社だよね。

 

だから、最後の会社の営業の人は、毎回顔を出しに来なくっても、こちらからは仕事をお願いするわけで、他の誰かが業者を探していたら、この会社を紹介してあげていたので、営業の人は更に労力が省けたのではないだろうか。(たまにちゃんと顔出してくれてたけど)

桁外れに高いわけではなければ、真ん中の会社にお願いして、訂正の時間と労力がかかるなら(シンガポールは特に!)、少し高いくらいだったら、最後の会社にお願いすると手間が省けるなと思う。

それで、紹介や口コミが増えたら、こちらから営業に行かなくても、向こうから勝手にやってくるわけで、仕事の質というのは、本当に大事。

 

「Responsible」(=責任感がある)という英語は、「Response」(=返答がある)と「ible(=able)」(=できる、可能である)からできている言葉で、あの人責任感があるよねって人は、よく考えてみると、なるほど、きちんと相手の要求に応えようとしてくれていると思う。

 

そういう対応の積み重ねで、信頼が生まれて、また次もお願いしよう、何か困ったことがあったら、あの人に聞いてみようってなる。

 

当時、私もお客様から、イレギュラーが発生したとき、どうしたらいいですか?って連絡をいただいていたけど、困ったことに以前のオペレーションたちはスタンダードが20年前の化石のような方たちだったので、新しい難題にぶつかると、できない言い訳がたくさん出てくる。

 

これが本当に悩みの種で、できない言い訳よりも、できる方法を考えようよっていつもぶつかっていた。できなくても、こういう方法ならできますよ、とか、ここまでならできますよって提案をしてあげることが大事だし、Response(返答)なわけで。

できない言い訳をしているうちは、やる気がないんだと思われても仕方がないと思った。

結局、自分でいろいろ調べて、自分で下請け業者も探して、手配も自分ですることになるんだけどね、いつも。で、方法あるじゃん!って気づく。山頂を目指すには色々なルートがあるように、物事にはいろいろな方法があると思う。

そうこうしているうちに、自分の知識が、20年前の化石の方たちを超えてしまったようで、勤続年数というのは、関係ないなと思った。ただそこに長くいるだけで、何も成長していなかったら、この移り変わりが早い今の世の中で、生き残っていけない。いや、生き残ってはいけるけど、それで給料増えないとか文句言うなよと思う。

 

みんな信頼しろ、信頼しろって声高々に叫ぶけど、その前に、そういう小さな積み重ね、Response、ちゃんとやってるのか聞いてみたい。相手を疎かにしてないか?

そしてできない言い訳ばかりのときは、その物事に対してそこまで本気ではないよねと思う。

 

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