需要と供給

若草物語

フラットメイトが落ち込んでいたので、需要と供給の話をしてあげた。

私は前の会社で営業をしていたんだけど、提案したものがお客さまからReject(却下)されることなんて日常茶飯事だった。

新規で訪問したところも、いい感じに話を聞いてくれていても、後日ぱったり連絡が途絶えることも多々だったし、自分の力不足なのかなと落ち込むことも多々あった。

ある時、いつものお客さまからものすごく大きなプロジェクトの引合いをいただいて、競合他社はグローバル企業だったけど、彼らの見積り価格は、私の提示した金額より少しだけ安かった。差額は、全体の見積もりの1%ほど。1%とはいってもかなり大きなプロジェクトだったので、1%の金額も大きかった。

お客さまは同じく日系企業で、しかもグループ会社で、私は競合他社との差額を値下げできるか試行錯誤したけど、どうしても下げることができなくて、日系同士だし、任せて貰う安心を買ってほしかった。けれども、最終的にお客さまは、安心を買うのではなく、金額が全てとのことで、使ったことのない他社を使うことにしたとのことだった。

このお客さま、私にはとっても思い入れの深いお客さまで、グループ会社ではあったけど、当時全くの未開で、初めましての挨拶から、何度も見積りを提出して、MES(Mejor Exporter Scheme)に登録してくれて、少しずつ仕事をくれるようになり、信頼を勝ち得てきたお客さまだったから、入札に負けたとき、人生で初めて、仕事で悔しくて泣いた。

負けた理由は金額だったけれども、私の説得力が足りなかったのかなとか、自分がダメだったのかなと、いろいろ考えては落ち込み、この時分かったのは、

ただ、需要と供給が一致しなかっただけだということ。

新規のお客さまもそうだけど、どんなにうんうんと話を聞いていてくれても、ぱったりと連絡が途絶えたりして、それは、私がその時持っているものと、その時相手が求めているものが一致しなかっただけなんだっていう結論に至った。

だけど、種を巻いておくことはとても重要で、その時すぐに芽がでなくても、半年後とかにぽっと連絡がきて、仕事をお願いされることもあるからね。

あのプロジェクトの入札に負けたあと、半年後くらいに、実はコストを下げる裏技を知り、自分の(というか前の会社全体の)知識不足だったことが分かって、その時の自分の持っているもの(知識や経験)が、相手の要求(金額)に合わなかっただけだったと知った。

だから決して、自分がダメなのではなくて、需要と供給が合わなかっただけだと考えるようになってから、営業でたびたび返り討ちに遭っても、前向きに考えられて、いろんなことを気にしなくなった。

もちろん、今の自分の状況に甘んじるのではなくて、必要なときに必要なものを提供できるように、常に常に、自分自身をバージョンアップさせていくことは大切だけどね。

 

これは、仕事だけじゃなくて、どんな状況にも当てはめられると思う。

例えば、求職中もそうだし、ありとあらゆる人間関係もそうだと思う。不採用になっても、フラれても、その時の自分の持っているものが、相手の求めているものと合致しなかっただけ、それだけのことだ。

 

何かが上手くいかなかったら、あなたがダメなわけじゃなくて、今の需要と供給が合っていないだけかもしれない。と考えたら、少し楽になるかなと思う(^^)

 

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